はじめてのハッピーハウス
- Owner
- 3月27日
- 読了時間: 3分
更新日:4月18日

2023年の夏、私たちは初めてハッピーハウスを訪れました。The Happy Houseは標高約2,400mのパプルにあるシャーパの人々が経営するホテルです。エベレストに初登頂したエドモンド・ヒラリーが彼のパーティとともに宿泊していました。ホテルの客室は全8部屋なので、彼のパーティを全員収容することはできませんが、当時は裏庭の芝生に、隊員たちがテントを張って宿泊していたそうです。現在は外観はシャーパの人々の伝統的な石造りのままに、1階のラウンジも当初のチベット僧により施された装飾をそのまま残し、2階と3階の客室はリノベーションが施されています。全室綺麗なバスルーム付き、WiFiも完備しています。ラウンジの奥にはサウナとマッサージルームを完備し、離にはヨガスタジオを建設中でした。
外観と内装

外観は伝統的な石造りの3階建て。チベット仏教を連想させるアクセントカラーが散りばめられた装飾は外観にも内装にも施され、美術品のように芸術的です。1階のメイン玄関を開けると広がるラウンジは別世界。扉を開けた瞬間に目に飛び込んでくる芸術的な装飾は圧巻です。
ラウンジ

1階にあるラウンジはチベット仏教の僧侶により施された装飾が見ものです。まるで美術館にいるようなこのラウンジの暖炉に火が灯れば、催眠術にかかったようにゆったりとした時間を過ごすことが出来ます。大きなシンギングボールやオシャレなティッシュケースなど、たくさのん素敵な小物が所々に。


なかなか晴れない天気

パプルは天候が変わりやすく、特に雨季にはなかなか晴れ間が見えません。朝方は比較的多く晴れ間が見られますが、やっぱりあっという間に雨が降り始めてしまいます。
人懐っこい犬たち

3頭の大きな犬が住んでいます。3頭とも物凄く人懐っこくかわいい犬です。黒いローカル犬のラッキーは24時間放し飼いで、ホテルの敷地の中を走り回っています。ココとクリスは親子でクリスがお父さん。この2頭は外来種のため、山に迷い込んで豹に襲われると危険なので、夜は犬小屋にて就寝しています。
モモ作り

いつも美味しいご飯を作ってくれる支配人さんのお手伝いでモモ作り。包み方を教えてもらいながらのキッチンでの楽しい時間。彼らは英語が話せないので身振り手振りのコミュニケーション。ちなみにキッチンにはたくさんのスパイスがずらりと並び、ガス台もありましたが、窯の火を使って上手に調理をしていました。
ダイニング

以前はバーカウンターがあったそうですが、現在はダイニングとして利用されています。チベット仏教の仏様が壁棚に並び、壁にも仏様が描かれています。ここで食べるシャーパ料理は格別です。
ライブラリー

以前はオーナーファミリーのプライベートスペースだったところが、今はたくさんの書籍が置かれたミニライブラリーになっています。ほとんどが英語の本ですが、誰でも自由に手に取る事ができ、エベレストやチベット仏教、シャーパ関連の書籍がたくさんあります。壁にはタンカがかけられ、反対側には大きなネパールの地図が貼ってありまます。
裏庭から見たハッピーハウス

ハッピーハウスの裏側です。この裏庭の芝生に人類初となるエベレスト登頂に成功したエドモンド・ヒラリーの隊員達がテントを張って滞在していたそうです。
さっきまで晴れていたのに、あっという間にハッピーハウスは霧につつまれてしまいました。山の天候は変わりやすく、特に雨季である夏は急激な天気の変化に要注意です。
Comments