【体質と体調に適した食物の選択】
ヴァータ体質
ヴァータ増大時
ピッタ体質
ピッタ増大時
カパ体質
カパ増大時
各体質に共通した注意点
自分の自然な欲求を頭で考えて抑圧しすぎないようにすることが重要
「好きな物を好きな時に、好きなだけ食べる」ことが理想。ただし以下の内容は最低限守る
(そのためには、ブラジュニャ・アバラーダ〈知性の過誤〉を正すことが大切)
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6種類の味の物の全てを毎日摂るようにする
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冷たい物や生の食物は控える(新鮮な果物は例外)特に冷蔵庫で冷やした物をそのまま飲食するのは禁忌
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温かい出来立ての食物、少しは油を含む物を摂る
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食べ合わせ(魚と牛乳、冷たい物と熱い物)を考え、ハチミツは加熱しないようにする
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身土不二(しんどふじ):生活圏で取れた旬の食物を摂る
各体質・体調ごとの注意点
〈勧められる食物〉
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穀物:米(玄米、胚芽米)、小麦
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豆:大豆、豆腐製品(温めて)、インゲン、テンペ、小
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野菜:調理した野菜(キュウリ、カボチャ、アスパラガス、オクラ、ダイコン、ニンジン、カブ、タマネギ、ニンニク、ニラ、ネギ、ビーツ、シシトウ)
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乳製品:温めた乳製品はすべて
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油:全ての油、唐にゴマ油
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甘味料:白砂糖を除く甘味
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果物:よく熟して甘く果汁の多い物(アボカド、ココナッツ、ブドウ、バナナ、サクランボ、メロン、モモ、ベリー類、イチジク、パパイヤ、オレンジ、マンゴー、ライム、リンゴ、ナシ、プルーン、アプリコット)
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スパイス:ショウガ、コショウ、シナモン、カルダモン、コリアンダー、クミン、フェンネル、クローブ、塩、ベイリーフ
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調味料:適当量の醤油、味噌
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種子類:全てのナッツ、種子(少量)
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肉類:魚、牛肉、鶏肉、卵、七面鳥、豚肉
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飲料類:水、茶、温めたフルーツジュース
〈勧められる食物〉
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穀物:米、小麦、大麦製品
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豆:小豆、野豆、インゲン、豆腐
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野菜:甘味と苦味の野菜(キャベツ、マッシュルーム、ジャガイモ、サツマイモ、オクラ、芽キャベツ、ズッキーニ、キュウリ、ブロッコリー、アスパラガス、葉野菜、ナス、カブ、レタス、ホウレンソウ、セロリ、カリフラワー、レンコン)
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乳製品:牛乳、バター、ギー、無塩チーズ
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油:オリーブ、ヒマワリ、大豆、ギー、ココナッツ油
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甘味料:ハチミツとハチミツ以外の甘味
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果物:よく熟し甘くて果汁の多い物、イチジク、ブドウ、ココナッツ、バナナ、ザクロ、ナツメ、リンゴ、オレンジ、マンゴー、プラム、メロン、ナシ、モモ、パパイヤ、西洋ナシ、アプリコット、カキ、なつめ、アボカド、レモン
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スパイス:コリアンダー、カルダモン、ターメリック、少量のシナモン、コショウ、フェンネルシード、少量のクミン、少量のコショウ、サフラン、レモン
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肉類:鳥肉、七面鳥(胸肉)、兎肉、鹿肉
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種子類:ヒマワリ種子のみ
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ナッツ類:ココナッツ以外不可
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飲料類:水、フルーツジュース
〈勧められる食物〉
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穀物:ライ麦、大麦、キビ、ソバ、トウモロコシ、小麦、古米
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豆:ムング豆、チャナ豆、レンズ豆(豆腐とインゲンは除く)
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野菜:全ての葉野菜、花野菜(ダイコン、ナス、イモ類、ニンニク、アスパラガス、カブ、セロリ、オクラ、キャベツ、ニンジン、ジャガイモ)
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乳製品:焼いたチーズ、ギー、ヤギ乳、ローファットミルク
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油:少量のアーモンド油、コーン油、ヒマワリ油
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甘味料:生ハチミツ(加熱していない物)
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果物:よく熟した果物、ローズヒップ、パパイヤ、グァヴァ、リンゴ
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スパイス:ショウガ、辛子、コショウ、コリアンダー、ペイリーフ、フェヌグリーク、クミン、ターメリック(塩は控える)
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肉類:鳥肉、七面鳥、兎肉、鹿肉、卵(ただしフライドエッグは避ける)
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種子類:ヒマワリのみ
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ナッツ類:全て不可
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油脂類:少量のアーモンド油、コーン油、ヒマワリ油のみ
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飲料類:熱いお茶、適度なワイン、水
〈控える食物〉
上記食物の摂りすぎ
ジャガイモ、生野菜、ナス科食物、ドライフルーツ、多量の豆類
〈控える食物〉
醤油や味噌、塩、ゴマ油、肉類全般、卵全般、ナッツ類(ピーナッツなど)
〈控える食物〉
醤油や味噌、塩、砂糖、ナッツ、肉類全般、卵全般、ココナッツ油、バナナ
食事療法では、住んでいる場所、季節、年齢、体質や現在の体調を常に考慮しながら処方します。また、調理法によって、ドーシャへの作用がことなってきます。つまり油で炒めると、ヴァータを減らす作用が強まります。