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​鎮静療法

(シャマナ)

ー日常生活におけるコントロールー

​ 鎮静療法は、食事や運動などといった日常生活の行動をコントロールすることで、増えてしまったドーシャを鎮め、バランスを整えていく方法です。その際、「似たもの同士は増やしあい、異なるものは減少させあうように働く」というドーシャの性質を参照し、増大して配慮することが大切です。

ヴァータのアンバランスを鎮めるために

​ ヴァータと逆の性質をもつ行動を行うことが求められます。ヴァータの性質には、軽性・動性・冷性・乾燥性・不規則性などがあるので、適度な重性・安定性・温性・規則性などを無理なく取り入れ、心身の休息をとることや食事などの規則性を重視すること、体を冷やさないこことなどがポイントとなります。

ピッタのアンバランスを鎮めるために

​ ピッタの持つ性質には、熱性・鋭性・軽性・液性・微油性などがあります。バランスをとるためには、無理なく取り入れ、心身の休息をとって冷静になることが効果的です。暴飲暴食や激辛食品の摂取など刺激の強い食事を控えること、闘争的な映像やゲームなどを避けることなどを心がけてください。

カパのアンバランスを鎮めるために

​ 重性・冷性・油性・遅性・安定性といったカパの性質とは逆の軽性・温性・乾性・動性などの性質を、生活の中に取り入れることが​効果的です。動くこと、糖分や油分を減らした食事をとること、体を冷やさないことなどを実践してください。

​複合したドーシャのアンバランスを鎮めるために

​ 複数のドーシャのうち、最もアンバランス度の高いドーシャを調整します。2つが同じように乱れている場合は、2つのドーシャを同時に鎮静化させる性質のものを摂ります。さらに、2つのドーシャにヴァータが含まれている場合は、まずはヴァータの鎮静から行います。また、それらのドーシャが乱れやすい時間帯や季節には特に、バランスを整えるような生活を心がけます。なお、ヴァータピッタカパがの3つが同等に増悪している場合は、もっとも影響が大きいドーシャであるヴァータを優先的に鎮静します。

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