ネパールの美味しい物
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- 3月29日
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更新日:4月24日
ネパールには美味しいものがたくさんありますが、ネパール料理は、たくさんのスパイスを使うインド料理とは違って、基本的に使うスパイスは7種類くらいです。また、ネパールは多民族国家であり、それぞれの民族によって違う言語を持つ様に、料理も異なります。
ネパール料理
ネパール料理のスパイス

ネパール料理に主に使われるスパイスはターメリック、コリアンダー、ガラムマサラ、チリパウダー、クミンパウダー、クミンシードとフェヌグリークシードなど7種類ほどです。こちらはお世話になった義理の弟の家にあったスパイスボックスです。とても使い勝手が良さそうだったので、早速同じ者を購入して日本に持ち帰りました。日本で使い始めたら、やっぱりとっても便利でした!
ダルバート

ネパール料理と言えば、まずダルバートタルカリです。ダルバートまたはタリと呼ばれます。日本の定食の様な料理です。ダルはレンズ豆のスープのことで、バートはご飯。ダルはお店や家庭によって色も味付けも様々ですが、どこのお店でもダルとご飯、付け合わせのおかず(アチャール)はおかわり自由です。食べ終わる頃に、必ずお店の人が声をかけてくれます。写真はカトマンズのマリオットホテルのダルバートです。ホテルのレストランのダルバートはちょっと豪華でした。そしてとってもおいしかった!そういえば、タリがあまり辛くなかった・・・・ニューヨークのネパールレストランで出されるタリはどこも辛くて、完食できない事もあったのに、ネパールで食べたタリは辛くて完食できないという事は全くなかった・・・・なぜでしょう・・・・
モモ

ネパールではいつでもどこでも食べられている蒸し餃子です。ネパールの人はこのモモが大好きです。色々な形がありますが、この丸い形はネワールスタイルです。

こちらの三日月型のモモはチベッタンスタイルです。

こんな形のモモもありました。

蒸し餃子を蒸し上げる際に使う水が出汁になるため、モモを食べる時に必ず一緒に飲むスープです。

ネパールのモモは蒸し餃子が最もポピュラーですが、揚げ餃子また人気です。
セルロティ

ネパールの米粉の揚げドーナツです。甘さは控えめですが、ちょっとオイリー。おやつや朝ごはんに食べます。
マサラポテト

どこのお店にも必ずある料理です。前菜や酒の肴にしたり、おかずにして食べたりします。玉ねぎとじゃがいもにスパイスを加えて炒めてあって、かなりスパイシーです。お店によって見た目も味付けも様々です。家庭でもよく作られます。
ドライミート

スパイスたっぷりでかなりスパイシーですが、癖になり止まらなくなる美味しさです。お酒のつまみにしたり、ロティと一緒に食事として食べたりします。
ライ料理
特別な日の伝統的な料理

料理の名前は忘れてしまいましたが、鳥の羽を焦がしてチャーハンの様に炒めたご飯です。少しスパイシーですが、炭火焼きの焼き鳥が入ったチマキみたいな感じでした。作るのはとても大変で、普段作る料理ではないそうです。若者はレシピも知らない貴重なご馳走でした。
ダルバート

チキンは韓国のヤンニョムチキンに似ていました。ダルは黄色で、あっさりとしていていくらでも食べられました。
キナマ

ライ族のオリジナルなのか、一般的なネパール料理なのかは不明ですが、ライ族のお義母さんお手製のドライ納豆を使ったカレーです。ドライ納豆は日本の納豆と同じ匂いではないですが、同様に独特な香りがするがめ、ネパール人でも苦手な人がいるそうです。でも私はこのカレーが大好きです。
シャーパ料理
ポテトパンケーキ

じゃがいもを潰して焼いた少しスパイシーなパンケーキです。バターとスパイシーなソースをつけて、温かい牛乳をかけて手でちぎりながら食べます。すごく美味しいです。こちらはカトマンズのシャーパ&ジャパニーズレストラン「Tomodachi」のポテトパンケーキですが、以前おばさんに作ってもらった家庭のポテトパンケーキもまた違う味で絶品でした。
コーンスープ

こちらもシャーパの伝統的なスープです。とうもろこしを潰して作るので、出来上がるまでにとても時間がかかります。でも、芯から体が温まり、食べるとホッとする美味しいスープです。
トゥクパ

シャーパの伝統的なスープ麺で、チベット料理でもあります。カトマンズではシャーパ料理を出すお店は少く、チベットレストランはたくさんあるので、食べたい時はチベットレストランに行きます。シャーパ料理にはこのドライミートがよく使われますが、ネパール料理、チベット料理でも牛肉の代わりにバッファローのドライミートがよく使われます。麺は各お店や家庭で手打ちをしたり、色々なスタイルがあります。シャーパの人々は普段もよく食べますが、日本の年越し蕎麦のように新年を迎える時にも食べます。
スープとロティ

こちらのスープは小麦粉で作った太麺が入っていて、日本のすいとんみたいです。芯から体が温まるスープです。
シャーパクッキー

食事ができるまでの間、来客に出すスナックです。小麦粉でできている、甘さ控えめなクッキーです。クッキーというより、ビスケットかも・・・・こちらはチワン修道院でチャイと一緒に頂きました。
チベット料理
テンデゥー

こちらはチベット料理のスープ麺です。細麺のトゥクパとは違い、日本のきしめんのようなヒラ太麺が入っています。どこのチベットレストランにも置いてあり、お店によって味も様々です。どこのお店でもベジタブル(豆腐)、チキン、ビーフ(バッファローのドライミート)の3種類から選ぶことができます。基本は塩と出汁の味付けで、スパイスはあまり入っていません。辛さはテーブルに備え付けのスパイスで調節します。寒い日や体調不良の日などは毎日食べられるほど美味しいです。
ネパール人みんな大好きチャイ

”チャ”や”ネパールティー”、”マサラティー”などと言ったりします。どこに行ってもみんな飲んでるネパールのミルクティーです。たっぷりのお砂糖を入れて飲むのが一般的ですが、どこのお店でも甘さは調節してもらえます。スパイスの香りが心と体をリラックスさせてくれます。
これらの他にもネパールには美味しものがたくさんあって、私はネパールに行くと毎日お腹いっぱいになってしまいます。でも、普段の食事はとても質素の様で、信仰によっても異なると思いますが、一般の家庭では肉類は高価なので毎日は食べません。ダルとアチャールとご飯が日常の食事の様です。
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